月額制ホームページは経費にできる?サブスクと買い切りで変わる勘定科目と仕訳の考え方

月額制ホームページの請求書と帳簿を前に経費の処理を確認する事業者のイメージ

月額制(サブスク)のホームページの月額料金は、一般的に「サービスを利用した期の経費」として処理できます。勘定科目は通信費・広告宣伝費・支払手数料などから選び、毎年同じ科目を使い続けるのが基本です。一方で、買い切りのホームページ制作費は、内容によって広告宣伝費になる場合と資産として計上する場合に分かれます。

「月額制ホームページにしたら、経費の処理はどうなるのか」「サブスクホームページと制作会社への依頼で、帳簿の付け方は変わるのか」。ホームページ制作を検討している個人事業主・中小企業の方から、契約前によくいただくご質問です。

この記事では、AI×マーケティング会社の株式会社ウェスタナが運営するnanopico(ナノピコ)が、月額制ホームページと買い切りのホームページ制作で経費の扱いがどう変わるのか、判断の分かれ目と仕訳の考え方を整理します。最終的な処理は、顧問税理士の方や税務署へご確認ください。

月額制ホームページの請求書と帳簿を前に経費の処理を確認する事業者のイメージ

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月額制(サブスク)と買い切りで、ホームページの経費の扱いが変わる理由

ホームページにかかるお金は、大きく「サービスを使うための利用料」と「ホームページという成果物を手に入れるための制作費」に分けられます。経費の扱いが変わるのは、この2つの性質が違うからです。

月額制ホームページ(サブスクホームページ)は、ドメインやサーバー、修正対応などを含めたサービスを月単位で利用する契約が中心です。毎月の支払いは「その月の利用料」なので、利用した月(期)の費用として処理するのが一般的です。一方、制作会社に依頼する買い切りのホームページ制作は、まとまった制作費を払って成果物を受け取る契約です。こちらは金額や機能、更新の予定によって、一度に経費にできる場合と、資産として数年に分けて費用にする場合があります。

比べる点 月額制・サブスクホームページ 買い切りのホームページ制作
支払いの性質サービスの利用料(毎月)成果物の制作費(主に一括)
一般的な処理利用した期の経費広告宣伝費、または資産計上して数年で償却
よく使われる勘定科目通信費・広告宣伝費・支払手数料など広告宣伝費・繰延資産(長期前払費用)・ソフトウェア
判断に迷いやすい点月額の中身が制作費の分割払いでないか予約・決済・検索などの機能があるか

表はあくまで一般的な傾向です。同じ「月額」でも契約の中身によって扱いが変わることがあるため、次の章で判断のポイントを順に見ていきます。

毎月の利用料と一括の制作費という2種類のホームページ費用を左右に並べて比べるイメージ

月額制ホームページを経費にするときに押さえたい4つのポイント

ポイント1:月額料金は「利用料」として、利用した期の経費にするのが一般的

月額制ホームページの月額料金は、サービスを使った対価として、利用した月(その期)の経費にするのが一般的な考え方です。毎月払いであれば、利用した月と支払う月がほぼそろうため、処理はシンプルです。資産として計上して何年かに分けて償却する、といった手間は通常かかりません。

12か月分のカレンダーに月額料金の支払いが毎月同じ額で並ぶイメージ

たとえばnanopicoの場合、月額7,000円(税込7,700円)を12ヶ月支払うと、1年間の支払額は84,000円(税込92,400円)です。初期費用は0円なので、最初の月にまとまった制作費が出ていくことはなく、支払いが毎月同じ額で並びます。初期費用0円・月額7,000円で制作できる仕組みは、制作工程を自社開発のAIパイプラインで自動化していることにあります。

なお、年払いなど数ヶ月分をまとめて前払いするサービスでは、支払った期にまとめて経費にできるのは一定の条件を満たす場合に限られ、原則は利用期間に応じて按分します。毎月払いの契約なら、この点で迷うことはほとんどありません。

ポイント2:勘定科目は通信費・広告宣伝費・支払手数料などから選び、毎年同じ科目で

月額制ホームページの料金に使う勘定科目に、法律で決まった1つの正解はありません。実務では、サーバーやドメインを含むネットの利用料として「通信費」、集客や会社の紹介のための費用として「広告宣伝費」、サービスの利用手数料として「支払手数料」などが使われています。

帳簿の勘定科目の欄に月額制ホームページの料金を記入する手元のイメージ

大切なのは、一度決めた科目を毎年変えずに使い続けることです。年によって通信費にしたり広告宣伝費にしたりすると、費用の推移が比べにくくなります。迷ったら、顧問税理士の方に「月額制ホームページの利用料をどの科目にそろえるか」を一度確認しておくと安心です。仕訳の例は次のとおりです(税込経理の場合)。

(例)月額料金を銀行振込で支払ったとき
通信費 7,700円 / 普通預金 7,700円

請求書を受け取った月と支払う月がずれる場合は、請求書を受け取った時点で「通信費/未払金」、振り込んだ時点で「未払金/普通預金」と分けて記録する方法もあります。

ポイント3:「月額」でも中身が制作費の分割払いなら、資産計上になることがある

注意したいのは、支払いが毎月であっても、契約の中身が「ホームページ制作費の分割払い」になっているケースです。制作費の総額が決まっていて、納品後のホームページが自社のものになり、毎月の支払いはその総額を分けて払っているだけ、という契約では、月額制ホームページでも制作費として扱うのが妥当と考えられます。

ホームページの契約書を虫眼鏡で確認し、月額の中身が利用料か分割払いかを見極めるイメージ

制作費として扱う場合、ホームページ制作費は一般的に広告宣伝費として処理されます。ただし、内容を更新しないまま1年を超えて使う予定のものは繰延資産(長期前払費用)として数年に分ける考え方があり、予約・決済・会員・検索などのプログラムを組み込んだ場合、そのプログラム部分は無形固定資産(ソフトウェア)として計上するのが一般的です(広告部分と区分できない場合は、全体をソフトウェアとする扱いもあります)。ソフトウェアの耐用年数は、国税庁のタックスアンサー(No.5461)で、複写販売用の原本や研究開発用を除く通常のものは5年とされています。

契約書や利用規約で確かめたいのは、次の3点です。

  • 制作費の総額が決まっていて、月額はその分割払いになっていないか
  • 途中で解約したとき、残りの金額を一括で払う定めがないか
  • 月額にサーバー・ドメイン・修正対応などの継続サービスが含まれているか

nanopicoの月額7,000円(税込7,700円)は、オリジナルドメイン取得・サーバー維持管理費・SSL対応・月1回までのテキスト修正などを含んだ月額料金です。初期費用(制作費)は0円です。解約時のサイト・ドメインの取り扱いはご契約時の利用規約に定めていますので、気になる点は契約前にご確認ください。

勘定科目は、料金の内訳がわかれば決めやすくなります 月額に含まれるものと、オプションになるものを契約前にご説明します。
内訳を手元に、顧問税理士の方とご確認いただけます。
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ポイント4:オプションやページ追加など、単発の費用は月額と分けて記録する

月額制ホームページでも、Googleマップ強化や予約システムの導入設定、ページ追加など、月額とは別に単発で支払う費用が発生することがあります。これらは毎月の利用料とは性質が違うため、帳簿では月額料金と分けて記録しておくと、あとから内容を確認しやすくなります。

毎月の月額料金と単発のオプション費用を別々のフォルダに分けて整理するイメージ

参考までに、nanopicoのオプション料金は次のとおりです(いずれも修正2回まで含む)。

  • Googleマップ強化(MEO対策):60,000円(税込66,000円)
  • 料金シミュレータ・診断ツール:50,000円〜(税込55,000円〜・内容により見積もり)
  • 予約システム導入設定:30,000円(税込33,000円)
  • ページ追加:20,000円/ページ(税込22,000円/ページ)

単発の費用をどの科目で処理するかは、その中身(設定作業なのか、ページという成果物なのか、プログラムの機能なのか)によって変わることがあります。見積書や請求書に内容が書かれていれば判断しやすいので、契約時に内訳を確かめておきましょう。

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経費の話まで確かめやすい、月額制ホームページ制作サービスの選び方

経費の処理で迷わないためには、ホームページ制作サービスを選ぶ段階で「料金の中身がはっきり書かれているか」を見ておくことが近道です。月額に何が含まれ、何が別料金なのかが明示されていれば、帳簿の科目も決めやすくなります。

  • 月額料金と、その中に含まれるもの(ドメイン・サーバー・SSL・修正対応など)が明記されている
  • オプション料金が税抜・税込で書かれている
  • 最低利用期間と解約の申し出期限が書かれている
  • 運営会社の所在地や事業者名が確認できる

nanopicoは、神戸市の株式会社ウェスタナが運営するホームページ制作サービスです。事業者名や所在地はnanopicoの運営会社の会社概要でご確認いただけます。個人事業主やフリーランスの方の1人事業にも対応しており、個人事業主・フリーランス向けのホームページ作成では、料金体系や対応エリアの載せ方もまとめています。仕上がりのイメージは、経営コンサルタントを想定したサービス業の制作サンプルでご覧いただけます。

月額制ホームページを契約する前に、手元にそろえておきたいもの

契約してから慌てないように、次のものを準備しておくと、経費の処理も顧問税理士の方への相談もスムーズです。

  • 料金の内訳がわかる資料(月額に含まれるもの、オプションの有無)
  • 契約書・利用規約(最低利用期間、解約時の扱い)
  • 請求書の宛名にする正式な会社名・屋号
  • 顧問税理士の方に確認したい質問(どの勘定科目にそろえるか)

nanopicoのお支払い方法と支払時期、最低利用期間と解約の申し出期限は、特定商取引法に基づく表記にまとめています。お支払いは請求書払い(銀行振込)で、毎月のご請求書発行後、記載の支払期日までにお振込みいただく形です。

よくある質問

月額制ホームページの料金は経費にできますか?

事業のために使うホームページであれば、月額料金はサービスの利用料として、利用した期の経費にするのが一般的です。毎月払いの契約なら、資産として計上して何年かに分けて償却する必要は通常ありません。最終的な処理は、顧問税理士の方や税務署へご確認ください。

サブスクホームページの勘定科目は何にすればいいですか?

法律で決まった1つの科目はなく、実務では通信費・広告宣伝費・支払手数料などが使われています。どれを選ぶかよりも、一度決めた科目を毎年変えずに使い続けることが大切です。

買い切りのホームページ制作費はどう処理しますか?

一般的には広告宣伝費として処理します。ただし、更新しないまま1年を超えて使う予定のものは繰延資産(長期前払費用)として数年に分ける考え方があり、予約・決済・会員・検索などのプログラム部分は無形固定資産(ソフトウェア)として計上するのが一般的です。

月額制なのに資産計上になることはありますか?

あります。制作費の総額が決まっていて、毎月の支払いがその分割払いになっている契約では、月額制でも制作費として扱うのが妥当と考えられます。契約書や利用規約で、月額が利用料なのか分割払いなのかを確認してください。

個人事業主でも、月額制ホームページの料金を経費にできますか?

事業のために使うホームページであれば、個人事業主の方も必要経費として計上するのが一般的です。科目の選び方は法人と同じで、毎年同じ科目にそろえておくと帳簿が見やすくなります。

nanopicoの支払い方法と請求書について教えてください。

お支払いは請求書払い(銀行振込)です。毎月のご請求書発行後、記載の支払期日までにお振込みください。初期費用は0円、月額は7,000円(税込7,700円)で、最低利用期間は12ヶ月(以降1ヶ月単位で更新)です。

まとめ

  • 月額制(サブスク)ホームページの月額料金は、利用料として利用した期の経費にするのが一般的
  • 勘定科目は通信費・広告宣伝費・支払手数料などから選び、毎年同じ科目にそろえる
  • 買い切りのホームページ制作費は、広告宣伝費になる場合と、繰延資産やソフトウェアとして資産計上する場合がある
  • 「月額」でも制作費の分割払いなら扱いが変わるため、契約書と利用規約で中身を確かめる
  • オプションなど単発の費用は月額と分けて記録し、最終判断は顧問税理士の方に確認する

月額制ホームページは、料金の中身がはっきりしていれば、経費の処理もシンプルです。nanopicoは、初期費用0円・月額7,000円(税込7,700円)に何が含まれるのかを明示しています。ホームページ制作をお考えの方は、まずはお気軽にご相談ください。

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